昨日、準備した畳床に畳表を縫い付けて『縁無し新畳』完成しました。昨日も書きましたが、穂波シリーズは畳表の向きがあるので逆にならないように気を付けて作りました。本庄市なので、明日は早出で納品に出かけます。

今週は、作りためてある畳と襖の納品が続きます。その合間に、まだ頼まれている他の今月内納品する仕事にかかります。

縁無しの新畳を作り始めました。縁無し畳はその名の通り縁が無いので、畳表を折り曲げて作ります。採寸した寸法通りに、微妙な曲がりもしっかり折っていきます。穂波シリーズの畳表は表裏はもちろん、向きが１８０度反対になると違く見えてしまいます。向きに気を付けて折り進めました。畳床は、四方を畳表の厚み分を差し引いて寸法通りに切り落とします。半畳１６個分の準備が出来ました。明日、畳表を縫い付ければ完成します。

明日から縁無しの新畳を作り始めるので、その準備をしました。ダイケン穂波０２と建材床Ⅱ型で作ります。半畳敷きなので、畳表と畳床を半畳の大きさにカットしときました。

先日、採寸した足利市の新畳を製作をしました。熊本産畳表に建材床Ⅱ型の組み合わせです。こちらの現場も、来週納品となります。

最近ずっと熊本産畳表の証明書が「藤原さん」ですが、証明書の使い回しではありません。拡大してもらえると、ロット番号が違います。

当店では特に指定がない限り、建材床は『Ⅱ型』を使います。全国的に１番多く使用されている畳床です。下側に発泡スチロールを使用する事で、クッション性と断熱性に優れています。さらに床下からの湿気を寄せ付けない為、畳下の虫・カビの心配も少ないです。

なぜか群馬県近郊では建材床Ⅲ型（上下にボードを使う床）が多く使用されます。下にボードを使う事で、畳の下面（裏面）が湿気をあつめて床の寿命を縮める場合もあります。

畳としてご使用いただく時の畳表面からの圧縮強度は、どちらでも同じです。発泡スチロールって強度がない…と思いがちですが、発泡スチロール・畳裏シート共に年々改良されて強度がアップしています。当たり前の事ですが、もちろん畳替えも可能です。

ただ畳床としての寿命が１番長いのは『しっかり施工された藁床』になります。