群馬の畳職人ブログ
高崎市でのシロアリ被害調査|一級技能士の技「割り本」で挑む遠方への畳替え対応
「まさかここまでシロアリに…」と驚かれる現場も、一級技能士の知恵と伝統技法があれば、再生への確かな一歩を踏み出せます。
お世話になります、桐生市の佐藤畳工業です。みどり市や近隣地域を中心に、一級技能士としてこだわりの畳替えをお届けしています。
■ 高崎市山名町での現場調査:シロアリ被害と本間サイズ
本日は日曜日、ご縁をいただき片道1時間20分かけて高崎市山名町の一戸建て(貸家)へ調査に伺いました。国道50号を抜け、前橋を経由。現場近くの「山上碑」の看板を目印に到着です。
不動産屋さんから調査を依頼されていた今回の物件ですが、結果は……残念ながら8畳・6畳の二間ともシロアリ被害が深刻でした。しかもサイズが大きな「本間」仕様。全面的な新調が必要な現場です。
シロアリは湿気を好むため、床下の換気が悪くなっていたり長年湿気がこもっていたりする和室の畳床(特に古い藁床など)は、格好の標的になってしまうことがあります。パッと見の表面(畳表)は綺麗に見えても、実際に踏んだ時に不自然にブカブカと沈み込んだり、畳の角がポロポロと崩れたりする場合は、裏側で被害が進行している危険なサインです。一級技能士として、単に表替えを勧めるのではなく、こうした土台の健康状態を的確に見極めることこそが、現場調査における最も重要な使命です。
■ 道具なしの窮地を救った伝統技法「割り本(わりぼん)」
ここで、職人として試される場面が。なんと専用の採寸道具を忘れてしまったのです……。しかし、そこは一級技能士。手元の物差しを使い、伝統的な「割り本(わりぼん)」という技法で対応しました。
これは、部屋の対角線の誤差から正確な曲がり寸法を算出する高度な技術です。道具がないピンチも、数学的な計算と経験があれば、寸分の狂いもない部屋の形を導き出せます。「割り本」のやり方を知っていて、本当に良かったと痛感しました。
現代の多くの畳替えでは、レーザー採寸機などの便利な機械に頼ることが当たり前になっています。しかし、古くから伝わる「割り本」の技術が頭と体に染み込んでいれば、万が一の時でも物差し1本で、部屋のわずかな歪みやダイヤモンド型に傾いた複雑な寸法まで1ミリの狂いもなく正確に割り出すことが可能です。道具に使われるのではなく、道具を使いこなす。これこそが一級技能士としての本当のプライドです。
■ 場所を問わず、一級技能士の技術を届けに伺います
帰路は玉村町から伊勢崎、藪塚を抜け、無事に桐生へ。普段のエリアからは少し離れた場所でしたが、こうして頼りにしていただけるのは職人冥利に尽きます。
「うちの畳、大丈夫かな?」というご相談があれば、場所を問わずフットワーク軽くお伺いします。一級技能士の知恵と技術で、どんなお悩みも解決いたします!たとえシロアリの被害が深刻であっても、床下の補修の手配から新しい本間畳の新調まで、お客様にとって最も安心できる最善の解決策をご提案することをお約束いたします。
【2026/04/05 追記】
本日、高崎市山名町の現場にて新調畳の納品が無事に完了いたしました!
道具なしの「割り本」で導き出した1寸の歪み、果たしてピタリと納まったのか……?
→【完結編】1寸の歪みを読み切る。伝統技法「割り本」の真価はこちら
群馬で至高の畳替えを。名匠・松田州平氏が手掛ける最高級畳表「ひのさらさ」を、桐生市菱町のお客様へ納品いたしました。
「やっぱり畳の香りは嬉しいね」――納品の瞬間、お客様からこぼれたその一言と明るい笑顔に、職人としてこの上ない喜びを感じました。
群馬県桐生市の佐藤畳工業です。大変ありがたいことに、桐生市やみどり市をはじめ群馬県内各地から多くの畳替え・表替えのご依頼をいただき、しばらくお待たせしておりましたが、ようやくこの大切な仕事に取りかかることができました。3月4日のブログでも触れました、合計20畳という大きなご依頼の第一歩です。
■名匠・松田州平氏の「ひのさらさ」という選択
今回使用したのは、先日ご紹介した熊本の名匠・松田州平氏が織り上げた「ひのさらさ」です。広げた瞬間に立ち込める芳醇な香りと、吸い込まれるような圧倒的な艶。指先で感じる肉厚な質感は、まさに一生モノと呼ぶにふさわしい一級品の証です。
■品格を添える縁「織部No.5」とこだわりパック
これに合わせた縁(へり)は「織部No.5」。非常に品のある色柄で、最高級の表にさらなる格調を添えてくれました。また、今回は当店のこだわりである「チラシの防虫紙無料」+「公式LINE特典の防カビ無料」のこだわりパックを施工。見えない部分まで徹底的に守り、長く快適にお使いいただけるよう仕上げています。
■お客様との信頼関係に支えられて
無事に納品を終え、新しくなったお部屋に入った瞬間。お客様から「やっぱり畳の香りは嬉しいね」「縁も素敵!」と、心からの喜びの声をいただきました。実は今回、全部で20畳という大規模な表替えのご依頼をいただいておりますが、残りの14畳(8畳+6畳)については、お客様から「畳屋さんの都合で進めて大丈夫よ」という、私への全幅の信頼を寄せてくださる温かいお言葉をいただきました。
そのご厚意に甘え、他の現場も大切に進めさせていただきながら、次の一帖に向けて一針入魂の準備を継続いたします。「5年後、10年後に佐藤に頼んで良かったと思っていただく」ために。残りの施工も、最高級の仕上げでお届けいたします。
桐生市菱町・お客様の「畳愛」に技術で応えた20畳の物語
群馬県桐生市の佐藤畳工業では、実物の見本をご用意しております。実際に触れてみたい方は、お電話または公式LINEよりお気軽にご連絡ください。
和紙畳(清流)は裏返しができる?桐生市相生町で10年越しの畳替え・隙間調整を施工
10年という歳月を感じさせない、清々しい和室の蘇りに立ち会わせていただきました。
桐生市の佐藤畳工業です。今回は相生町のお客様宅にて、和紙表(清流)の「裏返し」を施工させていただきました。打ち合わせからお時間を頂戴してしまいましたが、無事に完了しお届けすることができました。
■和紙表(清流)の裏返し。10年越しのリフレッシュ
およそ10年お使いとのことでしたが、お部屋を大変丁寧に使われていたため、裏返しを行うことで見違えるほど綺麗になりました。和紙表は表面の汚れが黒く目立ちやすいという特性もありますが、今回のように裏返して長く、美しくお使いいただけるのが大きな魅力です。
和紙畳(ダイケン清流など)も、天然い草と同じように適切なタイミングで裏返すことで、新品同様の鮮やかな色合いと清潔感を一気に取り戻すことができます。10年間ご家族を足元から支え続けてきた畳表が、ひっくり返すだけでまるで魔法のように新築時の美しさに生まれ変わる瞬間は、お客様にとっても私たち職人にとっても、本当に感動的な節目となります。
■隙間をピタリと直す
以前の施工によるものか、畳の間に目立つ隙間がいくつか見受けられました。今回の裏返し作業に合わせ、すべての隙間をミリ単位で調整し、ピタリと納め直しております。桐生市やみどり市の現場でもこうした隙間調整は、畳替えにおいて非常に重要な工程です。
どれほど表面が綺麗になっても、畳と畳の間に数ミリの隙間が開いているだけで、歩いた時の沈み込みや見た目の美しさが大きく損なわれてしまいます。佐藤畳工業では、ただ表を裏返すだけの機械的な作業はいたしません。一帖一帖の歪みや癖を正確に見極め、専用の補修材を使って隙間をきっちりと埋め尽くすことで、和室全体が一本の美しい線で繋がるような極上の踏み心地を再現いたします。
■仕上げのアクセント
畳縁には「綿ポリNo.8」の紺無地をお選びいただきました。7畳と7.5畳のお部屋を、1日1部屋ずつ心を込めて丁寧に仕上げさせていただきました。紺色の縁が、和紙表の清涼感を引き立てます。
無地の紺縁は、お部屋全体をキリッと引き締め、モダンでありながら格調高い和空間を演出してくれる当店でも非常に人気の高い色柄です。特に今回のような和紙表(ダイケン清流)の裏返しによって蘇った瑞々しい色合いとの相性は抜群で、敷き詰め終えた瞬間に、和室の空気が新築時のようにガラリと爽やかに生まれ変わりました。丁寧な2日間の手仕事を、お客様にも大変お喜びいただけて職人冥利に尽きます。
■世間は狭い!驚きの出会い
作業中にお話ししていると、なんと地元でお世話になっている方のご親戚であることが判明いたしました。世の中、本当に狭いものですね。この度は素敵なご縁をいただき、誠にありがとうございました。
地元の皆様の温かい繋がりや信頼に支えられていることを改めて実感し、職人として感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。これからも桐生市やみどり市の皆様の暮らしに寄り添い、10年後、20年後も「佐藤畳工業に頼んで本当に良かった」と笑顔になっていただける確かな仕立てを徹底してまいります。
群馬県桐生市の佐藤畳工業では、実物の見本をご用意しております。実際に触れてみたい方は、お電話または公式LINEよりお気軽にご連絡ください。
【奇跡の共演】名工・松田州平の『ひのさらさ』と早川猛の『ひのさくら』が並びました|最高級畳表の違いを職人が解説
最高級の国産畳表が放つ、息を呑むような美しさと圧倒的なオーラが仕事場を満たしています。
群馬県桐生市で「本物の畳」にこだわる佐藤畳工業の佐藤です。地元桐生市やみどり市近郊で、長く愛せる畳替えをご検討中のお客様に、今この瞬間にしか見られない特別な光景をお届けします。
今、私の仕事場は、畳職人としてこれ以上ないほど贅沢な光景が広がっています。日本を代表する二人の名工、松田州平さんの『ひのさらさ』と、早川猛さんの『ひのさくら』。農林水産大臣賞に輝くお二人の最高級品が、奇跡的に隣り合わせで並んでいるのです。
■ 二人の名工が揃い踏み。今しか見られない「最高峰の共演」
松田州平さんの『ひのさらさ』は、ありがたいことに既に施工のご依頼をいただいており、間もなくお客様の元へ旅立つことが決まっています。一方で、先日仕入れを即決した早川猛さんの『ひのさくら』が新たに届きました。
全国の畳店が手に入れたくてもなかなか回ってこない超希少品。そのお二人の畳表が、私の仕事場で同時に揃う。この光景は、本当の意味で「今、この数日間だけ」の奇跡的なタイミングです。職人としてこれほど身が引き締まる瞬間はありません。熊本JAブランドの双璧をなす逸品同士ですが、並べて触れるとその「個性」の違いが際立ちます。
松田氏の畳表は、その名の通り絹織物のようにきめ細やかで上品な艶があり、お部屋全体を格調高く包み込むような圧倒的な気品があります。一方、新しく届いた早川氏の畳表は、い草の1本1本が驚くほどたくましく肉厚で、敷き詰めた瞬間に圧倒的な生命力と爽快な香りが部屋いっぱいに広がるような力強さを持っています。どちらも農家様が命を懸けて育て上げた結晶であり、甲乙つけがたい美しさです。
■ 「緻密な美しさ」と「道具としての完成度」。並べて分かる思想の違い
松田さんの『さらさ』に見る、息を呑むような緻密な美しさ。早川さんの『さくら』に見る、道具としての極限を追求したコシと完成度。
どちらが良いかではなく、どちらも「正解」であり「最高」です。並べて触れてみることで、それぞれの農家さんがい草に込めた思想の違いが肌で伝わってきます。例えば、格調高く賓客を迎えたい「客間」には松田さんの繊細な美しさが、毎日家族が集まり耐久性が求められる「リビング」には早川さんの厚みが、それぞれ最適です。このように、敷くお部屋の用途やご家族のライフスタイルに合わせて、最高峰の材料の中からさらに最適な一枚をご提案できるのも、常時現物を仕入れて管理している当店ならではの強みです。この違いを実際に見比べ、体感できる機会は、私自身もこの先二度とないかもしれません。
松田さんのさらさは間もなく旅立ちますが、新入りの早川さんのさくらは、まだあなたの元へお届けできるチャンスがあります。本物の国産い草だけが放つ圧倒的なオーラ、そして「本物だからこその違い」を、ぜひ今のうちに確かめてみてください。一級技能士として、この至高の材料に恥じない一針入魂の仕立てで、皆様の和室を極上の空間へと生まれ変わらせます。
群馬県桐生市の佐藤畳工業では、実物の見本をご用意しております。実際に触れてみたい方は、お電話または公式LINEよりお気軽にご連絡ください。
地域一番の材料を、一級技能士の技術で。ラインナップの「ほとんど」を刷新した理由。
「10年経ってもこの畳で良かった」と、お客様に数年先まで心から喜んでいただける劇的な変化をお約束します。
群馬県桐生市の佐藤畳工業、佐藤です。桐生市やみどり市を中心に、一級技能士としてこだわりの畳替え(表替え)をお届けしています。
「畳ならどこも同じ」という妥協を、私は一切したくありません。一級技能士として、そして「国産専門店」として。お客様に数年先まで心から満足していただくために、いま私が本当に納めたいと願う畳表だけを揃え直しました。
■地域一番の材料を揃える自負があります
今回の刷新で、取り扱い内容のほとんどを入れ替えています。 日本一の産地・熊本県八代の中でも、名匠・松田州平氏や早川猛氏の手による、魂の籠もった畳表を問屋さんを通じて確保いたしました。
正直に申し上げます。 地域で一番良い材料を揃えている自負があります。
彼らの織る畳表は、密度、香り、そして時を重ねるほどに深まる飴色の艶において、他とは一線を画します。誰でも仕入れられる物ではありません。一級技能士の眼で名匠を指定し、納得のいく品質のものだけを入荷しています。
■10年後の品質で勝負する職人のプライド
仕入れ値は決して安くありませんが、「良いものは、やはり凄い」。 プロの私ですら唸るその圧倒的な差を、一級技能士の技術で一枚ずつ丁寧に形にします。
「佐藤に頼んで本当に良かった」 その一言をいただくために、目先のコストではなく、10年後の品質で勝負したい。それが私のこだわりであり、職人としてのプライドです。
(※この厳選された材料を確保できている「暫くの間」だけ、仕入れ努力によりお値段は据え置いてご提供いたします。本物の畳の底力を、ぜひ一度味わってください)























