群馬の畳職人ブログ
「畳が凄すぎて、襖も新しくしたくなっちゃうわ!」桐生市20畳プロジェクト、感動の完結編
「やっぱり畳の香りは格別ね」――新しくなった8畳間に座り、お客様が深く息を吸い込まれた瞬間の笑顔が、この20畳プロジェクト最高の締めくくりとなりました。
群馬県桐生市で、10年後の「頼んで良かった」をカタチにする佐藤畳工業です。みどり市や近隣地域からも多くの畳替え・表替えのご依頼をいただき、大変ありがたいことに多忙な日々を過ごしております。先日より進めてまいりました桐生市菱町のお客様宅での大規模な施工も、いよいよ最終章を迎えました。
桐生市菱町・お客様の「畳愛」に技術で応えた20畳の物語
前回のブログで「明日は三部屋目!」と意気込んでおりましたが、あいにくの雨……。大切ない草を湿気から守り、最高のコンディションで納品するため、一日順延させていただきました。畳は湿気に敏感な「生き物」です。天候を見極め、最良のタイミングで届けるのも一級技能士としての責任だと考えております。
■ 8畳間に広がる、圧倒的な艶と存在感
お住まいの中心となる「8畳間」の仕上がりは、まさに圧巻です。熊本の名匠・松田州平氏が魂を込めて織り上げた『ひのさらさ』は、窓からの光を浴びて、目が覚めるような深く美しい艶を放っています。
通常の畳表とは比較にならないほど「い草」がぎっしりと高密度に打ち込まれており、足を踏み入れた瞬間に伝わる、厚みと確かな弾力はまさに別格。新しくなった畳の芳醇な香りに包まれ、お客様の表情がふんわりと和らいだ瞬間、私も職人として大きな喜びを感じました。
■ 「もったいないですよ!」職人の誠実とお客様の感動
綺麗になったお部屋を眺めながら、お客様からこんな嬉しいお言葉をいただきました。「畳がこれだけ凄くなっちゃうと、襖(ふすま)も新しくしたくなっちゃうわね!」
実はこちらの襖、当店で張り替えさせていただいてから、まだ2年半しか経っておりません。そこで私は「さすがに、まだ勿体ないですよ!」と思わず正直にお伝えしました。
新しい畳に合わせてすべてを一新したくなるほど、この『ひのさらさ』の存在感が大きいということ。職人としてこれ以上ないお褒めの言葉をいただいたと感じております。
まずはこの素晴らしい畳との暮らしを、今の襖と共にゆっくりと楽しんでいただきたい。それが、お客様の家を想う私の本音です。
■ 20畳の物語を終えて。
10年後の「満足」のために先日の6畳間で行った「頭板(かしらいた)」の締め直しも含め、20畳すべてに「10年後の満足」のための仕込みを終えました。
お客様が仰っていた「将来、また裏返しができる楽しみ」へのバトンを、最高の状態でお渡しできたと自負しております。
計三部屋、20枚。「畳が大好き」というお客様の想いに、技術と誠実さで応える。そんな職人冥利に尽きる時間を、本当にありがとうございました。
明日からもまた、桐生・みどり・足利市の皆様へ、本物の畳と心からの安心をお届けしてまいります。畳、和室の事なら何でも、一級技能士の佐藤畳工業へお気軽にご相談ください。






