群馬の畳職人ブログ

2026-03-31 21:28:00

【桐生市 施工事例】数十年来の習慣を変えた「紺無地」の挑戦。家族を想う藁床と最高級畳ひのさらさ、二部屋目の納品。

「まるで別のお部屋になったみたい!」――数十年来の慣れ親しんだ風景が、最高級の香りと鮮やかな紺色の縁で劇的に生まれ変わった瞬間、お客様の瞳がパッと輝きました。

群馬県桐生市で、10年後の「頼んで良かった」をカタチにする佐藤畳工業です。現在進めております、桐生市菱町のリピーター様宅での合計20畳プロジェクト。先日の一部屋目(6畳)の納品に続き、二部屋目(6畳)の表替えが完了いたしました。

今回の施工には、お客様の人生における「初めての決断」が込められています。

■ 数十年来の習慣を変えた、一歩。

お客様が生まれ育ったご実家の頃から、今のお住まいに至るまで、和室の縁(へり)はずっと「茶無地」だったそうです。しかし今回、最高級畳表「ひのさらさ」への表替えを機に、初めて「綿ポリNo.8(紺無地)」を選ばれました。

以前のブログでご紹介した通り、お客様には「将来、また裏返しができる楽しみを残したい」という素敵な計画があります。その未来への第一歩として、今回は装いも新たに「紺色」への挑戦となりました。

桐生市での畳替えで施工した最高級畳表ひのさらさと紺無地の縁の仕上がり

仕上がったお部屋をご覧になったお客様は、パッと明るい表情でこう仰いました。「紺色にすると、お部屋がグッと引き締まって見えるわね!」深い紺色が、熊本の名匠・松田州平氏が手掛ける「ひのさらさ」の青々とした艶をより一層際立たせ、凛とした新しい空気がお部屋に流れました。

熊本県産最高級畳表ひのさらさの圧倒的な密度と美しい艶

■ 帰省するご家族を想う「本藁床(ほんわらどこ)」を守り抜く

このお部屋の土台(畳床)には、数年前に当店で新畳として納めさせていただいた希少な「本藁床」が使われています。「たまに帰省する息子さん一家やお孫さんが、ここに布団を敷いてゆっくり休めるように……」というお客様の優しさが詰まった、最高の寝心地を約束する土台です。

桐生市菱町のお客様宅で長年愛用されている希少な本藁床の畳

この大切な藁床を長く安心してお使いいただくため、佐藤畳工業では「当店が納めた藁床」に限り、畳替えのたびに防虫紙を無料で交換しております。 目に見えない部分ですが、新しい防虫紙に入れ替えることで、藁床の健康状態を維持し、次回のメンテナンスまでしっかりと守り抜きます。

畳替えの際に藁床を保護するために行う防虫紙の無料交換作業

■ 技能グランプリの技「頭板(かしらいた)」の締め直し

さらに今回は、新畳時に施した「頭板(かしらいた)」の締め直しも行いました。技能グランプリの課題にもなる高度な仕立てで、角(カド)を強固に保ち、何十年経っても美しい直線を維持するためのこだわりです。

技能グランプリの技法である頭板を締め直して角を強固に仕上げた畳

一度きっちりとした土台を作り、こうして表替えのたびに適切な手入れを重ねる。これこそが、桐生市やみどり市のお客様に選ばれ続ける「一生モノ」の畳を育てる秘訣です。

最高級畳表ひのさらさと紺無地の縁を組み合わせた一級技能士の仕事

■ 信頼が紡ぐ、20畳の物語。いよいよ明日は「三部屋目」へ

「佐藤さんに任せておけば安心」 そのお言葉を励みに、計12畳まで漕ぎ着けました。

桐生市での大規模な畳替えプロジェクト二部屋目の美しい仕上がり

いよいよ明日は、このプロジェクトの集大成となるお住まいの中心、「三部屋目(8畳間)」へと向かいます。 お客様が仰った「将来の楽しみ」のために、最後まで一針入魂で進めてまいります。

〈施工地域〉 群馬県桐生市・みどり市・栃木県足利市を中心に、太田市・伊勢崎市・前橋市など群馬県全域の畳・襖・障子の張り替えを承ります。その他地域からでもお気軽にご相談ください。