群馬の畳職人ブログ
寺院・紋縁逢着
半畳新畳製作・納品 寺院の続き
近所の大工さんからの依頼で、6畳間の掘りコタツの蓋の畳を製作しました。当店と同じ、桐生市菱町の大工さんとお客様です。
お客様宅に、寸法を確認に伺ってからの仕事となりました。既存の畳床は、藁が使われているスタイロ畳でした。その為ため違う床材を使用すると足裏の感触が変わってしまうため、今回もスタイロ畳を使います。下地(スタイロ畳)の丈を寸法で裁断し、型崩れを防ぐためにコーナーを逢着しました。藁が使われているので、もちろん防虫紙で包み込みます。畳表は熊本産の普及品クラス、縁は紺無地です。無事に、納品も済ませました。
その後は、寺院の続きに取り掛かりました。残っていた4畳を解こして、畳表を縫いつけました。紋縁を2畳、逢着して今日の仕事は終えました。明日で全部、仕上がります。
寺院・畳引き上げ 個人・襖上張り
障子・網戸の張り替え 桐生市菱町
昨日預からせてもらった、障子と網戸を仕上げて納品しました。
障子は900×2,000が4本、900×1,300が2本です。雲竜紙で張らせてもらいました。以前が両面テープで張られていたために、ノリをつける桟の部分が荒れていたのでしっかりサンダーで綺麗にしてから張りました。
網戸は900×2,000が4枚です。お客様がご自身で張り替えようと思って材料を用意したらしいですが…その材料を使って当店で張り替えました。材料支給になったので少し安くしようと思いましたが「こちらが勝手に材料を用意しちゃっただけだから…」と、気持ちよく集金させていただきました。有難うございました。
障子と網戸が綺麗になったので、外から写真を撮ってみたのですが…窓ガラスにお隣さんの家がしっかり写ってたので、使えないですね。
その後は、預かっている襖の上張りです。使用する襖紙は、当店で扱っている織物糸入りの高級品と松クラスとなります。見本帳ではなかなか違いが分からないかもしれませんが、やっぱり高い襖紙は手触りも質感も高級感があります。全部は張り終えなかったので、残りは明日の午前中に張ります。