群馬の畳職人ブログ
仕入れ値は別格でも思い切る!桐生市仲町にて「ひのはるか」に高級「ひのさくら」を色合わせした1回限りの4.5畳新床特例!
新しく敷き込む畳だからこそ、たとえご予算に限りがあろうとも、一般住宅に不向きな安物の材料で妥協することだけは絶対に職人として譲れません。
群馬県桐生市で10年先の「頼んで良かった」をカタチにする国産畳専門店、佐藤畳工業です。当店は桐生市、みどり市、足利市を中心に、地元の建築会社様や家主様より、一級技能士の確かな手仕事を信頼していただき、畳替えや新調(新床)をご依頼いただいております。
本日は、建築会社様からのご依頼で、桐生市仲町の一般住宅にて、和室4.5畳の新調(新床)を納品させていただきました。正直に申し上げますと、ご予算が非常に厳しい現場であり、その金額のままでは通常、一般住宅にはとても不向きな材料しか使えません。しかし、住まわれている方のことを想うと、できるだけ良い国産の畳を敷いてあげたいという強い想いがありました。
■ 利益を削る在庫処分。二つの高級い草を色合わせで繋ぐ
そこで私は、倉庫の中をくまなく確認して何とか上質な国産い草を揃える決断をしました。確認すると、先日梅田町で使い切ったと思っていた、熊本産・木下誠治さん作の「ひのはるか」が奇跡的に4枚だけ残品としてありました。あと半畳分(1枚)が足りません。そこで、その木下さんの4枚に最も色艶が馴染む半畳を倉庫中から必死に探したところ、中田繁紀さん作の「ひのさくら」が一番美しく合いました。ひのさくらの仕入れ値は別格ですが、ここは思い切りました。
基本的には、異なる生産者や品種のい草を一つの和室に混ぜて使うことはありません。しかし、どちらも丹精込めて育てられた国産材料。当店の利益は減ってしまいますが、ここは在庫処分として割り切って贅沢に使い切りました。私の目で色をピシッと合わせた4枚のひのはるかと、1枚のひのさくらを織り交ぜ、4.5畳の新床を美しく一色に揃え切っています。
※ここで皆様へ大切なお願いがございます。
通常、このような異なる品種や生産者の畳表を混ぜ合わせる仕立て方は、色ムラのリスクが極めて高いため当店でも基本的には行いません。また、今回はたまたま倉庫に眠っていた「4枚だけの端数材料」があったからこそ実現できた、利益度外視の1回限りの奇跡的な特例です。同じ条件での施工を求められてもお応えすることができません。何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。
和室に敷き込んだ瞬間、建築会社様にも「この予算の中でここまで綺麗に、良い香りの和室にしてくれるとは」と、大変喜んでいただけました。職人のプライドを通し、ご予算を守りながら本物の国産畳を納めることができ、本当に職人冥利に尽きる現場となりました。明日からも、この心意気で一枚一枚、魂を込めて仕上げてまいります!
■ 桐生・みどり市・足利に根ざす畳店として
佐藤畳工業は、本拠地である桐生市菱町から、今回お邪魔した仲町の現場、さらに隣接するみどり市や足利市へも、毎日元気に走り回っております。新調のタイミングや表替えのご相談など、無料でお見積りに伺いますので、近隣の皆様もお気軽にお声がけください。
【公式LINEからのご相談も大歓迎です】
手抜き工事「重ね張り」の無残な末路。桐生市菱町で昔の柄が浮き出た戸襖を、剥がして下張りから美しく救う!
長年見慣れた和室の襖から、前の業者が隠した昔の柄が不気味に浮かび上がってくる――そんな手抜き工事の末路に驚かれる家主様は少なくありません。
群馬県桐生市で10年先の「頼んで良かった」をカタチにする国産畳専門店、佐藤畳工業です。当店は桐生市やみどり市、足利市を中心に、一級技能士の確かな技術を信頼していただき、畳替えや襖・障子の張り替えをご依頼いただいております。
本日は地元である桐生市菱町のお客様宅にて、戸襖(とぶすま)6枚の張り替え・納品をさせていただきました。押入れ2本、和室と廊下に絡む両面2本の計6枚です。実は茶の間の畳と襖、そこに関わる廊下部分の襖は、去年すでに当店で仕事をを終えておりました。今回は暖かくなってからという事で、やっとお母様のお部屋の襖に取りかかることができました。
「織物じゃなく紙の襖が良い」というお母様の確かなこだわりを伺い、上新鳥の子のカタログから、伝統的な美しさを持つ「和(やわらぎ)No.544」をお選びいただきました。
■ 変わった襖柄だと思ったら…
お部屋に入って既存の襖を見た瞬間、変わった襖柄だなぁと感じました。しかし、よく見るとそれはデザインではありませんでした。以前施工した業者が、古い襖紙を「剥がさずに重ね張り」し、さらに「下張り無しのベタ張り」で仕上げていたのです。
そのせいで、下にある昔の襖柄が表面に浮き出てしまっていました。お客様も、けっこう早いうちに浮き出てきて気になっていたと言っていました。下地の手間を省く重ね張りは、早い段階でこのような無残な結果を迎える事があります。当店では重ね張りはしません。もちろん必ず下張りもします。
佐藤畳工業では、どんなに手間がかかろうとも古い紙を一度綺麗にすべて剥ぎ落とし、必ず下張りもします。この目に見えなくなる部分の下地処理こそが、10年先もピンと美しい襖を保つための職人の絶対の良心です。
和室側は上新鳥の子襖紙「和No.544」で張替えをしました。引手には木製の桑角引手を合わせ、お母様のお部屋にふさわしい、凛とした格調高い和空間へと生まれ変わりました。もう、古い柄が浮き出てくることは絶対にありません。
■ 廊下側もしんせんNo.37で美しく統一
そして廊下側(裏面)は、去年張り替えさせていただいた茶の間と同じ織物糸入り襖紙「しんせんNo.37」で綺麗に統一して納品いたしました。家全体の動線が美しく繋がり、お客様にも本当に喜んでいただけました。暖かくなってからという事でやっとお母様のお部屋の襖に取りかかり、綺麗に納めることができて職人冥利に尽きます。
■ 桐生・みどり市・足利。地元の和室を守る
佐藤畳工業は、本拠地の桐生市菱町から、今回お邪魔した菱町の各現場、さらに隣接するみどり市や足利市へも毎日元気に走り回っております。お見積りは無料ですので、近隣の皆様もお気軽にご相談ください。
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農林水産大臣賞・松田州平氏の「ひのはるか」入荷!畳表に刻まれた魂の赤い刻印。
群馬県桐生市の一級技能士、佐藤です。本日、ついに私の元に「それ」が届きました。名匠・松田州平氏が手掛ける、魂の逸品「ひのはるか」です。
■ 常識を塗り替えた「農林水産大臣賞」の輝き
畳業界では長い間、「ひのみどり種」こそが最も美しい品種であるとされてきました。しかし、その常識を鮮やかに打ち破ったのが、令和3年に「ひのはるか」として初の農林水産大臣賞を受賞した松田州平氏です。まさに日本一の生産者と言っても過言ではありません。
今回入荷したのはひのはるかの「7目」と「5目」。特に7目は、最高級ブランド「ひのさらさ」に勝るとも劣らない密度と美しさがあり、広げた瞬間にその気迫に圧倒されます。
■ 畳表に刻まれた「魂の赤い刻印」
松田州平氏が織り上げる上質な畳表には、一目でそれと分かる「魂の赤い刻印」が押されています。この「赤」こそが本物の証明。私も完全に、その格の違いの虜(とりこ)になっています。
佐藤畳工業では今後、時期を見てラインナップの再編を予定しております。「納得」ランク以上のすべてに、この松田州平ブランドを冠する。本物を求める皆様に、この衝撃をお届けできる日が楽しみでなりません。
■ 最高の状態で「熟成」へ
もちろん、この最高の素材をすぐにお出しすることはありません。昨夜お話しした通り、当店の専用熟成庫へ運び込み、粘りと艶がピークに達するその時まで、大切に育て上げます。
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「新草」よりも「熟成」を勧める理由。当店自慢の熟成庫で眠る、100%国産畳表の秘密。
群馬県桐生市で1級畳製作技能士として活動しております、佐藤畳工業の佐藤です。皆さんは「畳替え」と聞くと、どんなイメージをお持ちでしょうか?
「青々としていて、い草の香りがプンプンする新しい畳」を思い浮かべる方が多いかもしれません。実は、畳の世界にもお酒や肉と同じように「熟成」という概念があります。
今回は、当店がもっとも大切にしている「畳表の熟成」と、そのために手作りしたこだわりの「熟成庫」についてお話しします。
湿度と光を遮断し、い草にとって最高の環境を整えています
■ 1. 知っておきたい「新草(しんぐさ)」のデメリット
収穫して間もない「新草」は、一見フレッシュで良さそうに見えますが、プロの視点で見ると、そのままお届けするにはリスクが高い状態でもあります。
日光に敏感すぎて変色が早かったり、内部の水分量が多くカビのリスクがつきまとったり…。これらの弱点を克服し、お客様に長く安心して使っていただくための工程が「熟成」です。
■ 2. 「熟成」がもたらす3つのメリット
当店自慢の熟成庫で一定期間寝かせることで、畳表は劇的に進化します。
【耐久性】 一本一本の繊維が引き締まり、ささくれにくい丈夫な畳になります。
【美しさ】 じっくり落ち着かせることで、ムラのない美しい黄金色へ育つ準備が整います。
【安心感】 余分な水分が抜けるため、カビの発生リスクを抑えることができます。
■ 3. 佐藤畳工業のこだわり「手作り熟成庫」
畳表の天敵は「光」と「不適切な湿度」です。当店の熟成庫では、徹底した湿度管理と完全な遮光を行い、最高級ブランドの「ひのさらさ」や「ひのさくら」といった逸品たちを、最高の状態で出番まで待たせています。
扉を開けると、い草の心地よい香りが一気に広がります
■ 4. それでも「絶対にカビない」わけではありません
一つだけ正直にお伝えします。畳は生きています。近年の異常な湿気や換気状況によっては、どうしてもカビのリスクをゼロにすることはできません。だからこその「備え」が大切です。
■ 5. 【公式LINE特典】安心をプラスする「防カビ無料サービス」
せっかく当店を信じていただいたお客様のため、公式LINE登録者様限定で施工時の「防カビ無料サービス」をプレゼントしております!
熟成による「素材の強さ」と、無料サービスによる「後押しの安心」。この二つを組み合わせ、桐生・みどり市・足利の気候に負けない丈夫で美しい和室づくりをお手伝いいたします。
5年後、10年後に黄金色に輝く和室を見て微笑んでいただけるように。今日も熟成庫の中で、い草たちが静かに呼吸をしています。本物の畳を長く楽しみたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
「他にも畳のお手入れで気になることはありませんか?」
カビ対策や日々のお掃除など、皆様からよくいただくご質問をこちらにまとめています。
➡ 畳の「よくある質問」ページはこちら
【進捗報告】相生町にて襖13枚を納品!建具調整で動きもスムーズに。次はいよいよ「ひのさくら」の出番です。
本日月曜日、まずは第一弾。桐生市相生町のお客様宅へ、仕上がったばかりの襖(ふすま)13枚を納品してまいりました!
桐生市相生町・ひのさくら22畳の大型施工と襖13枚の物語
今回お選びいただいた襖紙は「しんせん No.14」。奥行きのある露草(つゆくさ)をモチーフにした上品なデザインが、広い和室を格調高く演出してくれます。引手にはツバのない大きなタイプ「s-177」を合わせ、重厚感のある仕上がりになりました。
■ 動きの悪かった建具も、一級技能士の技でスムーズに
一間半の中仕切り鴨居が下がってしまった影響で、襖の動きが非常に悪くなっていました。そこでお預かり時に仕事場へ持ち帰り、建具の丈詰め調整を施しました。もちろん、こうした調整は無料で承っております。
納品した襖を建て込むと、スッと動く軽やかさに。お客様からも「綺麗になったわ〜!畳が入るのも楽しみね」と、心からの笑顔で喜んでいただけました。
■ 次はいよいよ「ひのさくら」の出番です
襖を無事に納め、次はいよいよ22畳の畳に取り掛かります。今回お選びいただいたのは、熊本の森正司さん作の「ひのさくら」。
JAブランドとして認められた本物の材料が持つポテンシャルを、熟成という工程を経て120%引き出す。桐生・みどり・足利の皆様に、その『違い』を感じていただけるよう、土曜日から気合を入れて製作に入ります!
【公式LINEからのご相談も大歓迎です】
