群馬の畳職人ブログ
2025-04-15 12:30:00
【足利市】一級技能士が向き合う「六畳間の採寸」。県境から5分の現場にて。
お世話になっている伊勢崎の大工さんよりご依頼をいただき、足利市の住宅にて六畳間の新畳採寸に伺いました。
「県外」といっても、当店(桐生市菱町)から足利の県境までは車で5分ほど。地元の現場と変わらぬ感覚で、すぐに駆けつけられる距離です。
今回の現場は、お部屋にピアノが置かれていました。
重量のある家具がある場合でも、慣れがあるので安心してください。当店では家具移動(無料)を行い、畳下の状況までしっかりと確認いたします。
重量のある家具がある場合でも、慣れがあるので安心してください。当店では家具移動(無料)を行い、畳下の状況までしっかりと確認いたします。
採寸では、長年使い込んだ「手尺(てじゃく)」と「糸」を手に、お部屋の四隅の「ゆがみ」や「クセ」を一つひとつ読み取っていきます。
機械任せにはできない、職人の指先の感覚が試される瞬間です。一ミリの隙間も許さない「一級技能士の割り付け」を頭の中で描きながら、丁寧に寸法を写し取っていきました。
機械任せにはできない、職人の指先の感覚が試される瞬間です。一ミリの隙間も許さない「一級技能士の割り付け」を頭の中で描きながら、丁寧に寸法を写し取っていきました。
現在は大工さんが畳下の荒床(下地)を調整中ですので、納品は来週の予定です。下地から整ったお部屋に、私の仕立てた畳が「ピシャリ」と納まる瞬間が、今から楽しみです。
2025-04-14 18:00:00
【桐生市天神町】襖12枚の上張り完了|織物糸入り襖紙と「雲華紙」で仕上げる上質な和室
桐生市天神町のお客様宅にて進めておりました、襖(ふすま)の上張り(うわばり)作業がすべて完了いたしました。
今回は、本襖から太鼓襖まで、計12枚のボリュームあるご依頼をいただきました。
■こだわりの素材:織物糸入り襖紙
今回の上張りには、丈夫で質感の良い「織物糸入り襖紙」を使用しました。
光の当たり方で表情が変わり、和室に落ち着きと高級感を与えてくれる素材です。
今回の上張りには、丈夫で質感の良い「織物糸入り襖紙」を使用しました。
光の当たり方で表情が変わり、和室に落ち着きと高級感を与えてくれる素材です。
ご依頼内容は以下の通りです。
- 本襖(大):2本
- 本襖(小):7本
- 太鼓襖(両面戸襖):3本
お部屋ごとに異なる襖柄をお選びいただいていましたので、貼り間違いがないよう、一枚一枚細心の注意を払って作業を進めました。
■見えない裏面へのこだわり「雲華紙(うんかし)」
本襖の裏面には、伝統的な「雲華紙(うんかし)」を贅沢に使用しています。
表の美しさはもちろん、裏面もしっかりと整えることで、襖全体の耐久性と品格を高めています。
本襖の裏面には、伝統的な「雲華紙(うんかし)」を贅沢に使用しています。
表の美しさはもちろん、裏面もしっかりと整えることで、襖全体の耐久性と品格を高めています。
■職人としても「気持ちがいい」仕上がり
古い紙を剥がし、下地を整え、新しい紙がピンと張り上がった襖を眺めるのは、作り手である私自身も非常に気持ちが良いものです。この清々しさが、納品時にお客様にも伝われば幸いです。
乾燥を経て、いよいよお客様の元へお届けいたします。
■桐生市天神町周辺で襖の張り替えをご検討中の方へ
「お部屋ごとに柄を変えたい」「こだわりの紙で張り替えたい」といったご要望も、佐藤畳工業なら柔軟に対応いたします。
「お部屋ごとに柄を変えたい」「こだわりの紙で張り替えたい」といったご要望も、佐藤畳工業なら柔軟に対応いたします。
桐生市、みどり市、足利市周辺の襖・畳のご相談は、一級畳製作技能士のいる当店へお気軽にお声がけください。
2025-04-13 18:00:00
桐生市で襖(ふすま)の本格張替え|「剥がして下張り」を貫く一級技能士の矜持
本日も、桐生市天神町のお客様よりお預かりしている襖(ふすま)の作業に集中しております。
本襖・戸襖ともに、本日は「茶チリ紙」による下張りを行いました。
本数が多い分、下張りだけでもかなりの時間を要しますが、ここを省くことは絶対にいたしません。
本数が多い分、下張りだけでもかなりの時間を要しますが、ここを省くことは絶対にいたしません。
【佐藤畳工業のこだわり:基本を忠実に】
最近では、既存の紙を剥がさず、下張りもせずに上から新しい紙を貼ってしまうケースも増えているようです。しかし、私は「古い紙を剥がし、下地を整えてから下張りをする」のが襖張替えの基本だと教わってきました。
最近では、既存の紙を剥がさず、下張りもせずに上から新しい紙を貼ってしまうケースも増えているようです。しかし、私は「古い紙を剥がし、下地を整えてから下張りをする」のが襖張替えの基本だと教わってきました。
手間はかかりますが、この「手抜きをしない工程」が、数年後の美しさや耐久性に決定的な差を生みます。
午後は戸襖4枚を、「織物糸入り襖紙」で上張りしました。
写真は貼り終えた直後のため、糊(のり)の水分で少し波打って見えますが、乾けばピンッと美しい平らな状態に仕上がります。
写真は貼り終えた直後のため、糊(のり)の水分で少し波打って見えますが、乾けばピンッと美しい平らな状態に仕上がります。
2025-04-12 17:30:00
【桐生市天神町】個人宅の襖(ふすま)張り替え準備|パテ補修と「縁」の管理に宿る職人のこだわり
桐生市天神町のお客様よりご依頼いただいた、襖(ふすま)の張り替え作業を進めております。
本日は、仕上がりの美しさを左右する最も重要な工程「下地処理」と「補修」の様子をご紹介します。
■戸襖(とぶすま)のベニヤ板を平らに再生
昨日から取りかかっている戸襖ですが、確認したところベニヤ板が傷んでいる箇所が数カ所見つかりました。
そのまま新しい紙を張ってしまうと、後から凹凸が出てしまうため、まずはパテを丁寧に埋めて表面を平らに整えます。
昨日から取りかかっている戸襖ですが、確認したところベニヤ板が傷んでいる箇所が数カ所見つかりました。
そのまま新しい紙を張ってしまうと、後から凹凸が出てしまうため、まずはパテを丁寧に埋めて表面を平らに整えます。
さらに、念のため周囲には「シミ止めシーラー」を塗布。数年後に下地の灰汁(あく)が浮き出てこないよう、見えない部分にしっかりと手を入れました。
■本襖(ほんぶすま)の穴・傷も一つひとつ補修
伝統的な構造の「本襖」についても、既存の襖紙をすべて剥がし、下地の状態をチェックしました。
小さな穴や傷んでいる場所を一つひとつ丁寧に補修していくことで、張り替えた後の「ピン」と張った美しい表情が生まれます。
伝統的な構造の「本襖」についても、既存の襖紙をすべて剥がし、下地の状態をチェックしました。
小さな穴や傷んでいる場所を一つひとつ丁寧に補修していくことで、張り替えた後の「ピン」と張った美しい表情が生まれます。
■「縁(ふち)」の1本1本枚まで大切に管理
襖の「縁」は一度外しますが、実は一枚ごとに微妙なクセやサイズの違いがあります。
当店では、外した縁に必ず場所の印をつけ、1枚分ずつまとめて管理しています。こうすることで、納品時に「どの縁がどこだったか」と悩むことなく、元通りにピタリと収めることができるのです。
襖の「縁」は一度外しますが、実は一枚ごとに微妙なクセやサイズの違いがあります。
当店では、外した縁に必ず場所の印をつけ、1枚分ずつまとめて管理しています。こうすることで、納品時に「どの縁がどこだったか」と悩むことなく、元通りにピタリと収めることができるのです。
■桐生市天神町・周辺エリアの襖・畳のご相談は佐藤畳工業へ
「古い襖だけど綺麗になるかしら?」というご不安も、丁寧な下地処理で解決いたします。
一級畳製作技能士の技術で、あなたの大切な和室をリフレッシュさせませんか?
一級畳製作技能士の技術で、あなたの大切な和室をリフレッシュさせませんか?
天神町をはじめ、桐生市近郊での襖・畳のご相談は、ぜひ地元密着の佐藤畳工業へお気軽にお声がけください。
2025-04-11 18:00:00
桐生市天神町で襖(ふすま)の張替え|ビニールクロスの難敵に挑む「下地へのこだわり」
昨日、桐生市天神町のお客様からお預かりした襖(ふすま)の剥がし作業を本格的に開始しました。
今回、特に手強かったのが「両面戸襖」です。
片側にビニールクロスが貼られており、予想通り剥がす作業に非常に苦労しました。無理に剥がすと下地を傷めてしまいますが、「新しい紙を貼った後の美しさ」を決めるのは、この剥がした後の下地の状態です。
片側にビニールクロスが貼られており、予想通り剥がす作業に非常に苦労しました。無理に剥がすと下地を傷めてしまいますが、「新しい紙を貼った後の美しさ」を決めるのは、この剥がした後の下地の状態です。
手間はかかりますが、一級技能士として、表面からは見えない下地部分まで可能な限り綺麗に整えていきます。
【本日の進捗】
- 戸襖:10面の剥がし完了
本日は他の業務もあり、予定よりはゆっくりとした進み具合でしたが、一つひとつ丁寧に、納得のいく仕事を進めております。
天神町のご実家へのお引越しに間に合うよう、明日からも集中して仕上げてまいります!
天神町のご実家へのお引越しに間に合うよう、明日からも集中して仕上げてまいります!









