群馬の畳職人ブログ
ダンボール襖の上張り 3/20
お客様に、とても素敵な襖(ふすま)柄をお選びいただきました。お部屋の雰囲気がパッと明るくなるような、綺麗な仕上がりです。
■反りを修正するための「乾燥」の工夫
お預かりした際、襖自体に元々の反りが出ていたため、今回は襖紙を張る「順番」に細心の注意を払いました。反りを矯正するために、あえて先に片面を乾かすなどの調整を行っています。
仕上げは平積みにして重しを乗せ、時間をかけてゆっくりと乾燥させていきます。こうした地道な工程の積み重ねが、長持ちする丈夫な襖づくりには欠かせません。
【桐生市境野町】ダンボール襖のシミ対策と、職人こだわりの「袋張り」施工
桐生市境野町のお客様からお預かりした、襖(ふすま)の張り替え作業を進めております。
今回は、一般的に扱いが難しいとされる「ダンボール襖」の下地処理と、当店のこだわりについてご紹介します。
■襖の張り替えに「正解」はないけれど
襖の張り替え方法は、店舗や職人によって千差万別です。何が正解で、何が不正解ということはありません。しかし、当店には大切にしている「仕上がりへの考え方」があります。
通常、ダンボール襖は既存の紙の上に「重ね張り」するか、剥がして直接糊付けする「ベタ張り」が一般的です。ですが、当店はあえて少数派ともいえる「袋張り(浮かし張り)」を採用しています。
■「袋張り」は反りやすい?実体験から導き出した答え
よく「ダンボール襖に袋張りをすると反りやすい」と言われることもあります。しかし、実はベタ張りでも反る可能性は十分にあります。実際、今回お預かりした襖も施工方法は「重ね張りのベタ張り」でしたが、現実に反りが出ていました。
大切なのは施工方法の名称ではなく、その下地に対して「どう力を逃がし、どう美しく仕上げるか」という職人の判断です。今回も、長年の経験に基づいた最適な下地処理を施していきます。
ダンボール襖のシミと反り 3/18
桐生市内のお客様より、襖(ふすま)・障子の張り替えと、畳替えのご依頼をいただきました。
■襖の状態と不具合の原因
お話を伺うと、数年前に他店で張り替えた際、すぐにシミが発生し、襖自体も反って開閉が困難になってしまったとのことでした。原因を調査したところ、シミは「下地処理の不備」、反りは「張り替え時の乾燥収縮による過度な負荷」が重なったものと考えられます。
まずは現状を確認するため、既存の上張りを丁寧に剥がし、下地の状態を細かくチェックしていきます。
■下地調整へのこだわり
土台がダンボール襖のため、完全に歪みを取り去るのは非常に繊細な作業となりますが、職人として少しでも真っ直ぐ、スムーズな開閉に戻るよう、最善を尽くして調整いたします。




