群馬の畳職人ブログ
【見えない裏側の安全思想】桐生市内・公共福祉施設様の「洗える畳」新調!サビやケガの危険を2000%排除する一級技能士の伝統「糸仕立て」の極意
いつも佐藤畳工業のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。群馬県桐生市菱町の佐藤畳工業です。秋の本格的な模様替えシーズンを迎え、今週も地域の皆様からたくさんの温かいご用命をいただき、一級技能士として一針入魂で実直に現場を動かしております。
さて、本日ご紹介するのは、地元の建築会社様から発注をいただきました、桐生市内にある福祉施設様向けの特別な施工事例です。定期的な水洗いを行う「洗える畳(丸洗い対応畳)」の、洗い替え用(予備用)としての新調2枚のご用命を実直に形にさせていただきました。
■ 「既存の畳はタッカー止めだった」からこそ、金属針を排除する伝統技
現場にある既存の洗える畳を拝見すると、角(カド)の部分が「タッカー(金属製のホチキス)」で止められていました。これは作業効率を最優先した一般的な畳に多く見られる工法です。しかし、定期的に水洗いなどを繰り返す施設用の畳において、金属製の針を使用することは非常に大きなリスクを伴います。長年の使用で水分が浸透すれば針がサビてボロボロになり、万が一にも針が外れて利用される方が指などをケガしてしまう危険性が拭えないからです。
「施設を利用される皆様に、1ミリの危険もない絶対的な安心をお届けしたい。」
建築会社様が当店を信頼して託してくださったからこそ、一級技能士としてその期待に技術で応えるのが佐藤畳工業のプライドです。当店では金属製の針を一切使用せず、畳専用の切り糸を使って手作業で一針ずつガッチリと角を縫い上げる伝統の【 糸仕立て 】を貫きました。これにより、水洗いによるサビの心配も、針が外れてケガをする心配も未来永劫完全にゼロになります。
■ 裏側の見えない部分にも執念を。水に強いビニール下紙と特注縁の目利き
今回、畳表に使用したのは、水に非常に強く、衛生面でも極めて安心な高機能樹脂製畳表【 セキスイ美草(MIGUSA)抗菌タイプ 】です。そして、一級技能士としてのこだわりは、敷き込んでしまえば二度と目には見えなくなる「畳縁(へり)の裏側」にまで及びます。
通常の畳縁の裏側には黒い「下紙(紙製)」を使用しますが、今回は定期的に丸洗いされることを想定し、水分が染み込んでも一切ふやけたり破れたりしないよう、裏側に防水性の【 ビニール製の下紙 】を実直に仕込みました。この見えない部分のひと手間が、数年後の圧倒的な耐久性の差となって現れるのです。
また、既存の並んでいる畳と寸分違わぬ美しい景観を守るため、畳縁の選定にも徹底的にこだわりました。通常当店では取り扱いのない伝統文様縁だったため、信頼のおける問屋さんに、まったく同じ柄の特注縁を見つけ出してもらいました。
仕上がった2枚の洗い替え用畳は、角まで寸分の狂いもなく美しい直角に立ち上がり、伝統柄が真っ直ぐにビシッと通る、芸術的な仕上がりとなりました。
■ プロの建築会社様から選ばれる理由。技術で地域の安心を支え続ける
今回は「洗える畳」という、特殊な畳工事です。地元のプロの建築会社様からこうして指名で技術を頼りにしていただけることは、専門店としてこれ以上ない最高の誇りです。
仕上がって敷き込んでしまえば、外側からは一切見えなくなる伝統の切り糸を使った「糸仕立て」の角や、水に強いビニール下紙の工夫。たとえインターネット上の手書きアンケートや写真にすべての裏舞台が残らなくても、お使いになる施設の皆様が毎日「100%安全に、安心して心地よく過ごせること」こそが、佐藤畳工業が何より大切にしている実直な誠実さです。
これからも地域の皆様の大切な和室の主治医として、一般住宅はもちろん、公共・福祉施設、神社仏閣にいたるまで、一枚一枚に魂を込め、一生涯責任を持ってアフターフォローをさせていただきます。高機能な樹脂製畳(セキスイ美草・ダイケン和紙畳)のご相談や、特殊な変形間取り、ご予算のシミュレーションなど、どんな小さな事でもまずは公式LINEやお電話からお気軽にご相談くださいね。
※実際に当店で工事を終えられ、和室や窓際の美しい仕上がりに大満足された地元の皆様からの【1ミリも嘘偽りのない手書きアンケートギャラリーはこちら >】も合わせてご覧いただき、本物の安心感をお確かめください。
※日本の本物のい草・畳表の大切な産地である熊本の深刻な現状と、年内施工分の最高品質をお約束する当店の【震災と畳の未来・国産100%の自社倉庫確保についてはこちら >】も、合わせてご一読いただけますと幸いです。
