群馬の畳職人ブログ
【施工事例】みどり市大間々町・障子10本&巾広網戸の丸ごと張り替え!裏から見てもシミ一つない「アクなき戦い」に挑む職人のていねいな手仕事
いつも佐藤畳工業のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。群馬県桐生市菱町の佐藤畳工業です。秋の本格的な模様替えシーズンを迎え、今週も地域の皆様からたくさんの温かいご用命をいただき、一級技能士として一針入魂で実直に現場を動かしております。
さて、本日ご紹介するのは、みどり市大間々町のお客様宅での大変ありがたい施工事例です。当店の折込チラシを大切にとっておいてくださり、和室全体の障子10本と、大きな巾広(はばひろ)網戸の丸ごと張り替えのご用命を新しくいただきました。
お預かりした建具は、すべて菱町の仕事場(作業場)へ一度持ち帰り、職人の手で1枚ずつ状態を見極めながら丁寧に張り替えを施します。今回ご注文いただいた網戸は、上下2分割の立派な巾広サイズ。小さな虫も一切通さない目の細かい「24メッシュ・グレー」を使用し、ネットの弛み(たるみ)が1ミリもないよう均一なテンションをかけてビシッと仕立て上げました。
■ 外(裏側)から見たときも真っ白に。職人が挑む「アクなき戦い」
そして、今回のメインである10本の障子張り替えです。内訳は、風情ある雪見障子が4本、高所に佇む欄間(らんま)障子が4本、900ミリ角の腰窓障子が2本の合計10本です。紙は、上品な白さと抜群のハリを持つ「特厚口(とくあつぐち)の無地」をお選びいただきました。
実は、障子張りというのは職人の間で【 アクなき戦い 】と言われるほど、古い木枠から染み出てくる茶色い水分(アクや木のシミ)との過酷な戦いになります。どんなに表面を綺麗に張っても、下地処理を怠ると、糊が乾くにつれて木枠のシミが紙にジワジワと浮き出てしまい、台無しになってしまうのです。
裏側をどこまでも真っ白に仕上げるためには、丁寧な下地洗いはもちろんのこと、実は【 障子糊(のり)の厚みと濃さの絶妙な加減 】が最も重要になります。長年の経験に基づく職人のこの繊細な糊加減の技があるからこそ、乾いた後にも1ミリのシミすら寄せ付けないのです。
お部屋の中から見える表側はもちろんのこと、外の廊下や庭側から(裏側から)見られた時にも、一切のシミや黄ばみがなく清々しく仕上がっていること。これこそが、佐藤畳工業が地元の皆様にお約束する本物の職人技の証明です。
仕上がった10本の障子を、みどり市大間々町の施主様宅へ納品させていただきました。建て付けの歪みもしっかりと微調整し、敷居の上を滑らかに開閉できるようにピタッと収め終えると、お部屋全体がまるで新築のようにパッと晴れやかに生まれ変わりました。
特厚口の障子紙を通して広がる和室の光は、本当に優しく、心を穏やかに落ち着かせてくれます。雪見障子から欄間障子にいたるまで、全ての紙のハリが均一に整うことで、お部屋全体の格調がグッと引き締まりました。
■ 「ていねいに仕上がって満足」一級技能士の手仕事にいただいた勲章
納品完了後、生まれ変わった真っ白な障子を眺めながら、施主様は本当に嬉しそうな笑顔を見せてくださいました。お渡ししたアンケート用紙には、受付、説明、仕上がり、価格、すべての項目に「満足」の力強いチェックを頂戴いたしました。
そして自由記入欄には、何よりの励みとなるあたたかい自筆メッセージが刻まれていました。
「ていねいに仕上がって満足しています。」
仕上がってしまえば見えなくなる木枠の下地洗い(アク抜き)の工程に、徹底的に手間ひまをかけてきた実直な姿勢。それを「ていねい」という最高の言葉で受け止めてくださり、職人としてこれほど嬉しいことはありません。みどり市大間々町のお客様、この度は大切な我が家の建具を佐藤畳工業へお任せいただき、本当にありがとうございました!
これからも地域の皆様の大切な和室の主治医として、一枚一枚に魂を込め、一生涯責任を持ってアフターフォローをさせていただきます。気になることやご予算のご相談など、どんな小さな事でもまずは公式LINEやお電話からお気軽にご相談ください。
※実際に当店で工事を終えられ、和室や窓際の美しい仕上がりに大満足された地元の皆様からの【1ミリも嘘偽りのない手書きアンケートギャラリーはこちら >】も合わせてご覧いただき、本物の安心感をお確かめください。
※日本の本物のい草・畳表の大切な産地である熊本の深刻な現状と、年内施工分の最高品質をお約束する当店の【震災と畳の未来・国産100%の自社倉庫確保についてはこちら >】も、合わせてご一読いただけますと幸いです。
