群馬の畳職人ブログ
手抜き工事「重ね張り」の無残な末路。桐生市菱町で昔の柄が浮き出た戸襖を、剥がして下張りから美しく救う!
長年見慣れた和室の襖から、前の業者が隠した昔の柄が不気味に浮かび上がってくる――そんな手抜き工事の末路に驚かれる家主様は少なくありません。
群馬県桐生市で10年先の「頼んで良かった」をカタチにする国産畳専門店、佐藤畳工業です。当店は桐生市やみどり市、足利市を中心に、一級技能士の確かな技術を信頼していただき、畳替えや襖・障子の張り替えをご依頼いただいております。
本日は地元である桐生市菱町のお客様宅にて、戸襖(とぶすま)6枚の張り替え・納品をさせていただきました。押入れ2本、和室と廊下に絡む両面2本の計6枚です。実は茶の間の畳と襖、そこに関わる廊下部分の襖は、去年すでに当店で仕事をを終えておりました。今回は暖かくなってからという事で、やっとお母様のお部屋の襖に取りかかることができました。
「織物じゃなく紙の襖が良い」というお母様の確かなこだわりを伺い、上新鳥の子のカタログから、伝統的な美しさを持つ「和(やわらぎ)No.544」をお選びいただきました。
■ 変わった襖柄だと思ったら…
お部屋に入って既存の襖を見た瞬間、変わった襖柄だなぁと感じました。しかし、よく見るとそれはデザインではありませんでした。以前施工した業者が、古い襖紙を「剥がさずに重ね張り」し、さらに「下張り無しのベタ張り」で仕上げていたのです。
そのせいで、下にある昔の襖柄が表面に浮き出てしまっていました。お客様も、けっこう早いうちに浮き出てきて気になっていたと言っていました。下地の手間を省く重ね張りは、早い段階でこのような無残な結果を迎える事があります。当店では重ね張りはしません。もちろん必ず下張りもします。
佐藤畳工業では、どんなに手間がかかろうとも古い紙を一度綺麗にすべて剥ぎ落とし、必ず下張りもします。この目に見えなくなる部分の下地処理こそが、10年先もピンと美しい襖を保つための職人の絶対の良心です。
和室側は上新鳥の子襖紙「和No.544」で張替えをしました。引手には木製の桑角引手を合わせ、お母様のお部屋にふさわしい、凛とした格調高い和空間へと生まれ変わりました。もう、古い柄が浮き出てくることは絶対にありません。
■ 廊下側もしんせんNo.37で美しく統一
そして廊下側(裏面)は、去年張り替えさせていただいた茶の間と同じ織物糸入り襖紙「しんせんNo.37」で綺麗に統一して納品いたしました。家全体の動線が美しく繋がり、お客様にも本当に喜んでいただけました。暖かくなってからという事でやっとお母様のお部屋の襖に取りかかり、綺麗に納めることができて職人冥利に尽きます。
■ 桐生・みどり市・足利。地元の和室を守る
佐藤畳工業は、本拠地の桐生市菱町から、今回お邪魔した菱町の各現場、さらに隣接するみどり市や足利市へも毎日元気に走り回っております。お見積りは無料ですので、近隣の皆様もお気軽にご相談ください。
【公式LINEからのご相談も大歓迎です】
