《障子の遮光性》
障子は光を和らげる効果があります。真夏の強い日差しを障子紙が柔らかく拡散し、眩しさを軽減できます。
一方で障子を閉めていても適度な明るさは確保されるため、昼間でも照明を点けずに過ごせます。また夜間は障子が照明の光を柔らかく反射し、部屋全体を優しく照らしてくれるのが特徴です。
とくに昔の日本家屋は照明に乏しく暗くなりがちであったため、障子の建具がとても重宝されてきました。
障子のある和室特有の落ち着いた雰囲気は、この遮光性による効果が大きく影響しています。