群馬の畳職人ブログ

2025-05-09 17:30:00

【群馬県桐生市】掘りごたつの「変形畳」を表替え|裏返しができない理由とプロの打ち合わせの重要性

■ 掘りごたつがある二畳間の「表替え」をご依頼いただきました

本日、群馬県桐生市のお客様宅にて、少し特殊な形状をした畳の表替えを施工いたしました。お部屋は二畳間ですが、中央に掘りごたつがあるため、畳が「コの字型」に切り込まれた変形畳となっています。
■ なぜこの畳は「裏返し」ができないのか?
今回の調査で分かったことですが、この畳は以前、他店で新調された際、掘りごたつが部屋の中心にない設計になっていました。
実は、このように大きく切り込まれた変形畳は、「裏返し(表面のゴザをひっくり返して再利用すること)」が物理的にできません。切り込みの位置が左右非対称だと、ひっくり返したときに位置が合わなくなってしまうからです。
もし新調時に「二畳を4分割する」などの工夫をしていれば、将来的に裏返しも可能でしたが、その分、製作枚数が増えて初期コストがかかるという側面もあります。
■ プロとして大切にしている「事前の打ち合わせ」
畳を新しく作る(新調する)際には、
  • 初期費用を抑えるのか
  • 将来のメンテナンス(裏返し)を優先するのか
    お客様のご要望をしっかりとお聞きし、メリット・デメリットをご説明した上で打ち合わせをすることが非常に重要だと再認識しました。
今回は「表替え」のご依頼ですので、元の形状を忠実に再現し、丁寧に施工させていただきました。
■ 施工を終えて:紺色の縁が引き立つ品のある仕上がり
周りのお部屋も畳敷きでしたが、新しくなった二畳間はやはり格別ですね。お選びいただいた「紺色の縁」がキリッと全体を引き締め、非常に品のある落ち着いた空間に生まれ変わりました。

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変形畳や特殊な間取りでお困りの方も、ぜひ地元の畳店である当店へご相談ください。現状に合わせた最適なメンテナンス方法をご提案いたします。